| 琵琶湖の東南部、日野町の小高い丘陵地に広がる｢ブルーメの丘｣は、中世のドイツ･バイエルン地方をイメージして造られた自然体験型の農業公園である。 ｢ブルーメ｣(Blume)はドイツ語で花を意味する通り 園内は四季折々の花が咲き誇り、どの時期に訪れても 35haの敷地（甲子園の約８倍）は美しい花の色彩と鮮やかな緑に満ちている。 |
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| 異国情緒豊かなメルヘンチックな建物が自然の中に融け込み、アンデルセン物語の舞台さながらの
ほのぼのとした のどかな田園の雰囲気をかもし出している。 公園は大きく７つのエリアに分かれており、｢門｣ 「街｣ ｢村｣ ｢花｣ ｢牧｣ ｢遊｣ ｢水｣ と名づけられている。この７つのエリアをチューチュートレインが結んで園内を巡回している。 |
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| ｢門（トール）｣エリアの入場ゲート前では｢青空市場」が開催され、地元の新鮮な野菜や果物、花の苗等が販売されていて人気がある。
門をくぐると右手に｢街｣エリア、左手に｢村｣エリアが広がっている。 「街（ノイシュタット）｣エリアにはバーベキューハウス、カフェテリア･レストラン、ピザハウス等の他 手作り加工のソーセージやパンを売る工房、焼きたてのパン屋、ドイツからの輸入食料品を売る土産物店が揃っている。 またヨーロッパ文化を紹介している「ノイシュタット資料展示館」、自然素材を生かした手作りグッズと体験教室の｢アリス憩いの館｣等が立ち並んでいる。 |
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| ｢村(カステル）｣エリアには地ビール工房、石窯パン工房、農林体験ホール等がある。
ドイツ製法で作り上げる本格派のオリジナル地ビール
｢近江ブルーメンビア｣
を自家製のソーセージやスペアリブと一緒に堪能できる。
すっきり味好みには｢ピルスナー｣
濃厚な味好みには｢ミュンヘナー｣がお薦め。 石窯パン工房では、ドイツ風のエキゾチックな石窯でクルミとチーズの２タイプが焼き上げられる。１時間毎に焼き上がるが、香ばしい匂いに誘われて買い求めるのに行列が出来る人気工房である。 農林体験ホールでは見学するだけでなく ソーセージ、バター、パンなどの手作り体験が出来る。 ｢花(パルク）｣エリアは園内中心部にあり、５〜11月には中央一帯のバラ園では色とりどりの花を楽しむことが出来る。 園内メインのお花畑には ２〜５月は菜の花、６〜８月はひまわり、９〜１１月はコスモスが咲き誇る。 ｢花の夢館｣にある押し花教室、ハーブガーデン、展示温室も楽しみなスポット。 |
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| 左手奥の｢牧（ワイデ）｣エリアは、広びろと緑の牧場が広がり
馬や羊が草を食み、いかにも農業公園らしいのどかな情景である。
乗馬場（ポニー、サラブレッド）、牧羊犬が羊の群を追い込むショー、小動物ふれあい広場、乳搾り体験、卵拾い体験など動物たちとのふれあいを存分に楽しめるゾーン。 平成10年、牧エリアに新たに誕生した｢まきばの館レーベン｣は畜産体験が出来る宿泊施設である。 右奥手にある｢遊（フロイデ）｣エリアは遊園地ゾーンである。
ボート池（足こぎボート）、釣り、パターゴルフ、アーチェリ＆バズーカ、変形自転車、バッテリーカー、親子ふれあい広場など。 |
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| 一番奥にあるのが｢水（ヴァッサー）｣エリア。
飛躍を意味する大きな石のモニュメントが建ち、野鳥を楽しむ森があり、ゆったりと散策を楽しむエリアである。
また このエリアには｢赤い帽子の少女｣で知られる｢織田広喜ミュージアム｣が平成10年6月にオープンしている。 人工照明を一切使わず自然光だけで見る世界初の｢日没閉館｣の美術館である。 昼間も館内に差し込む光線の具合で、天候により時間によって絵の雰囲気が変わって見える。 ユニークな建物の建築設計は日本を代表する建築家･安藤忠雄氏である。 |
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| ブルーメの丘は日野町が第３セクターと一体となって平成９年に完成させたもの。
農産物の加工体験施設は農業改善事業の一環として実施されたものであり、農業と観光
さらに
ドイツ･バイエルン地方の文化を融合させた新しい体験観光公園である。 人と自然と動物がふれあい、楽しい出会いと新しい発見があるブルーメの丘、エキゾチックな雰囲気の中で花と緑に囲まれて過ごすここでの一日は身体も心もリフレッシュしてくれる。 |
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