ROOM 1  琵琶湖の風物詩

  《 伊吹山 》

  伊吹山頂より琵琶湖を望む 

 伊吹山は標高1377m、滋賀県の最高峰である。 岐阜県との県境に位置し湖北の平野から眺めるどっしりした壮大な山容は昔から「原始信仰の霊峰」 として崇められたに相応しい雄姿である。

 山頂付近一帯に広がる 「お花畑」は、四季折々に多くの高山植物や野生の花が咲き乱れ目を楽しませてくれるが、とりわけ 7〜8月の絨毯を敷き詰めたような 「花の宴」は素晴らしい。(いずれも天然記念物に指定)

 

 

 山頂からの眺望は雄大で視野角360度、眼下に琵琶湖を一望でき、鈴鹿山系、比良の連山、更には日本アルプスまでも見渡せる。

 散策の遊歩道を取り巻くように 自生し咲き誇る高山植物、野生植物は1200〜1300種と言われまさに多彩、色とりどりの近畿随一の花畑。 また薬草の宝庫でもあるが、織田信長が安土城にいた頃南蛮渡来のものをポルトガル人に命じて山腹に植えさせたのが始まりと伝えられる。

 東海道新幹線で京都から東京へ向かう途中、冬季には 米原を過ぎて間もなく関ヶ原のあたりで左手に一足早い雪化粧した白い雄姿を見せる。 冬はスキーのメッカでもある。 

 名神高速道路を関ヶ原で降りると8合目付近まで17Kmのドライブウエイがあり、滋賀県と岐阜県の県境を縫って走る。窓の両側には文字どおり壮大な自然のパノラマが開ける。 

山頂より湖北平野、琵琶湖を望む

伊吹山の紹介は下手な文章は止めて 画面の写真 を見て頂くに如かず。
 

   【所在地】  坂田郡伊吹町

   【交   通】  JR東海道本線近江長岡駅または
           長浜駅、バス伊吹山登山口行12分
           終点登山口下車

 
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